中国大地保険、デジタル変革に向けてイーバオテックの新世代コアシステムを選択
2017年09月12日
保険ITの変革をリードするマイクロサービスおよびクラウドアーキテクチャーに基づく次世代契約管理システム
中国大地財産保険股份有限公司(CCIC)とデジタル保険ソリューションを提供するイーバオテック(eBaoTech)は、デジタル変革の実現に向けてeBaoTech 4G損害保険プラットフォームを採用したと共同発表しました。
CCICは、2016年に47億米ドルの年間保険料収入を達成し、中国保険市場で6位にランクされました。ユニークな特徴を持つビジネスモデルの構築に向けた中国再保険集団(CCICの親会社)とCCICの中期戦略を包括的に推進するために、CCICは戦略的IT変革プロジェクトを開始しました。イーバオテックが提供する保険引受・再保険システムが、そのプロジェクト全体の重要な要素になっています。
CCICの陳勇総経理は、新しい契約管理システムの重要性について次のように述べています。「デジタル時代には、従来の企業向けソフトウエアは大規模接続の要件を満たせません。CCICは、幅広くダイナミックな保険エコシステムに向き合い、モバイルインターネット時代のシステム要件に適応して将来も長く利用できる保険引受・再保険システムを必要としています。システムの再構築により、CCICは大規模なチャネルに柔軟にアクセスできるようになり、お客さまにより豊かでよりパーソナライズされた商品・サービスを提供し、包摂的金融を強化し、実体経済を向上させることができます。具体的には、このシステムにより、新商品の迅速な発売、チャネルへの柔軟な統合、顧客セグメンテーションに向けた差別化された価格設定、保険リスクの累積管理、再保険出再処理の自動化などの機能がサポートされます。また、同時並行かつ大量のデータ送信をサポートし、業務がより便利になります。」
イーバオテックの莫元武首席執行官兼総裁は、次のように述べています。「保険業界は重要な変革期を迎えています。私たちは、デジタル保険はコネクテッド保険であると考えています。デジタル時代には、数多くのアフィニティー事業に保険を組み込み、保険を利用して他のビジネスやあらゆる収入レベルの人々の人生イベントをサポートすることが重要です。今日、ほとんどすべての既存の保険のコアシステムは、主に社内業務をサポートするように設計されており、もはや将来のニーズを満たすことはできません。マイクロサービスおよびクラウドネイティブ・アーキテクチャーに基づく保険システムは、次世代の保険技術を代表しています。CCICに当社の新プラットフォームの設計コンセプトが認められたことは、イーバオテックの世界をリードする技術革新を大いに支持するものであり、私たちはこの重要プロジェクトの成功に全力を尽くします。」
新しいeBaoTech 4G保険プラットフォームは、クラウドネイティブおよびマイクロサービス・アーキテクチャーに基づき、分散式導入モデルと将来のデジタル化ニーズを実現可能です。
「ミドルオフィス」レイヤーにより、保険会社はオープンな保険エコシステムに接続して高頻度・高速取引を支えることができます。より小規模の「バックオフィス」レイヤーは、低頻度・低速の管理に重点を置き、保険会社はエコシステムのニーズをサポートする柔軟性が向上します。
CCICの保険ITプロジェクト責任者の詹強は、次のように述べています。「CCICは、慎重な入札、評価、コンセプト実証を経てeBaoTech 4G保険プラットフォームの選択を決めました。その設計コンセプトが、業界をリードする顧客中心の将来指向かつスケーラブルな新しいITシステムに対するCCICの要件を満たしていたためです。それは、「顧客中心」、「デジタル化」、「バリューチェーン」という当社の将来の3つの主要戦略の構築に向けてIT機能を柔軟な形で提供してくれます。私たちは、将来にわたり長く利用できる業界ベンチマークプロジェクトの実施に向けてイーバオテックのチームと緊密に協力していきたいと思います。」
中国大地財産保険股份有限公司は、2003年10月15日に設立された国営損害保険会社です。2016年に、当社は年間保険料収入47億米ドルを達成し、中国で6位にランクされました。
中国大地保険は、35支店、特別販売部門、運送保険業務センター、電子商取引企業、省・市・県レベルの1800社以上の系列会社から成る全国規模のネットワークを有しています。2014年に、当社はAMベストから財務力格付け(FSR)と発行体格付け(ICR)の両方で「A」を獲得し、見通しは安定的と評価されました。中国語の詳細情報は、http://www.ccic-net.com.cn/でご覧いただけます。
イーバオテック(eBaoTech)の使命は、「保険を簡単にすること」です。2000年に設立されて3G保険技術やJavaを利用したコア保険システムの先頭に立ってきたイーバオテックは急成長を遂げ、現在では世界30カ国以上で事業を展開し、保険会社200社以上や多数の保険代理店、ブローカー、保険エコシステムにあるその他の企業にサービスを提供しています。デジタル保険は未来の潮流です。イーバオテックは、デジタル保険はコネクテッド保険であると考えています。コネクテッド保険を実現するために、イーバオテックは保険業界向けの4G技術を開発し、それをソフトウエアとクラウドの両方のビジネスモデルで提供して再び世界をリードします。
イーバオクラウド(eBao Cloud)は、保険会社、従来のチャネル、アフィニティーパートナー、フィンテックの新興企業に真の接続性と実現性を提供するオープンAPIプラットフォームです。イーバオのソフトウエア(eBao Software)には、主に生命保険会社、損害保険会社、健康保険会社、再保険会社向けのコアシステムスイートが含まれています。詳細については、www.ebaotech.com/jpをご覧ください。
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